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呼吸器内科

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]

2023.12.26

風邪のような症状を引き起こす気管支炎には種類があり、それぞれ原因や治療方法が異なります。この記事では意外と知らない気管支炎の詳細について紹介していきます。また気管支炎の専門である東中野いたや内科クリニックについてもご紹介します。

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|はじめに
気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎になると出る症状は?
気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎の原因は?
気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎の治療法
気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|まとめ

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|はじめに

風邪をひいた際に気管支炎も併発していると診断された方、咳や熱が出るようになったため風邪かと思って病院へ行ったら気管支炎と診断された方もいるのではないでしょうか。

実際に気管支炎は風邪と同じような症状が現れるため、自分では違いが分かりづらいものです。

しかし発症する体の部位など詳しく見ていくと多くの違いがあります。

この記事では気管支炎になった場合に現れる症状や発症の原因、種類、治療法について紹介していきます。

まさに今体調不良で風邪なのか気になっている方、気管支炎と診断されたもののどういう状態なのか詳しく知りたいと思っている方はぜひご覧ください。

この記事の最後に、気管支炎を専門的に扱う東中野の当院「いたや内科クリニック」についても紹介します。

なお風邪について詳しく知りたい方はこちらの記事などをご参照ください。

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎になると出る症状は?

まず気管支炎は大きく、急性気管支炎と慢性気管支炎に分けることができます。

さらに慢性気管支炎には、びまん性汎細気管支炎、閉塞性細気管支炎、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、COPD)といった種類があります。

一般的に気管支炎と言うと急性気管支炎のことを指すことが多く、発症すると風邪のように発熱や喉の痛み、咳、鼻水などの症状が現れます。関節痛や倦怠感を伴うこともあるでしょう。

ただしインフルエンザにより気管支炎でもない限り、高熱になることは稀です。インフルエンザの場合は、特に高齢者や免疫に異常がある人において肺炎を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

咳ははじめのうち乾いたものであっても、数日で痰が絡んだものとなります。

なお急性と慢性で特に大きな症状の違いはありませんが、急性は3ヶ月以内で症状が治るものを言い、それ以上症状が続くものは慢性に分類されます。

また赤ちゃんや子供の場合は気管支が細いため、進行すると喘息のように呼吸時にヒューヒューと音がすることもあります。大人の場合でも気管支は狭まるため息切れや喘息のような症状が現れることもあります。

赤ちゃんや子供に関して、呼吸が多い、呼吸が苦しそう、肩で息をしているよう、うめくような呼吸、鼻がふくれたり縮むという呼吸、息を吸うときに首の正面やあばら骨の間がへこむ、激しくせきこむ、水分がとれないという症状がみられたらすぐに小児科を受診しましょう。

小児の気管支喘息についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎の原因は?

発症する原因は気管支炎の種類によって異なるため、それぞれ分けて紹介します。

急性気管支炎

基本的に風邪の原因にもなるライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルスなどが気管支に入り込んで炎症が起こります。

なお気管支とは、空気が肺に届くまでの左右2つに枝分かれした軌道における下の部分を指します。

通常は異物が気管支に入り込むと咳や痰で排出しようとしますが、風邪などでこの機能が弱まっている場合に気管支炎となってしまうことが多いです。

ウィルスだけではなく、時にマイコプラズマやクラミジア、インフルエンザ菌、肺炎球菌、百日咳菌といった細菌が原因となって発症することもあります。

また当初は気管支炎と診断されたものの、激しい咳がしばらく続く場合は肺炎や肺がんの恐れもあるため胸部レントゲン撮影がおこなわれることがあります。

びまん性汎細気管支炎

細気管支と呼ばれる気管支の先の細い部分が細菌に感染して炎症を繰り返したり、有毒ガスなどの大気汚染物質によって慢性的な炎症を起こしてしまうものです。

この気管支炎は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を合併することが多く、鼻から気道全体に及ぶ感染をしやすい特異な体質を持つ人が発症します。

日本、東アジアの40~50歳代の人、ヒト白血球抗原(HLA)のタイプがB54である人が発症しやすいと言われています。欧米ではほとんど症例がありません。

閉塞性細気管支炎

細気管支が炎症を起こして狭くなり十分な酸素を肺に取り込めなくなるタイプの気管支炎であり、指定難病228とされています。

明確な発症原因はわかっていませんが、肺移植や骨髄移植、膠原病、自己免疫疾患などの免疫異常、気道のウイルス感染やマイコプラズマ感染症、びまん性汎細気管支炎のような有毒ガスや薬物の吸入、また薬物の内服が有力とみられています。

上記に挙げた状況に該当しないにもかかわらず閉塞性細気管支炎を発症した場合は特発性と診断されます。

慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、COPD)

主に喫煙を長期間続けている場合に発症しやすくなる気管支炎の一種で、以前は肺気腫と呼ばれていました。

肺が炎症を起こすことで呼吸をしづらくなり、息切れや息苦しさを感じやすくなります。

気管支炎の状態で肺機能検査をおこない、気流閉塞を示す状態がみられたらこの病気と診断されます。

なお喫煙だけではなくウイルスや細菌感染、一酸化炭素・硫化物等の大気汚染物質によっても発症する可能性があります。

成長期の栄養状態も慢性閉塞性肺疾患の発症に関係しているとも言われています。

慢性閉塞性肺疾患についてはこちらの記事で詳細が紹介されているため、より詳しく知りたい方はあわせてご覧ください。

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|気管支炎の治療法

治療法についても種類によって異なるため、それぞれに紹介していきます。

急性気管支炎

胸部聴診において異常が認められると急性気管支炎が診断され、肺炎の合併や結核の可能性を確認するために胸部レントゲンや胸部CTが必要となることもあります。

治療に関して基本的に抗菌薬が使われることはなく、痰の症状がある場合には去痰薬、咳には咳止め薬が処方され、それ以外は安静にするなどの対症療法がおこなわれます。

なお細菌感染の場合には抗菌薬が処方されます。

びまん性汎細気管支炎

胸部エックス線やCT検査において、両側の肺全体に広がる小さな粒状の影や気管支壁の肥厚、気管支の拡張、肺の過膨張などが認められた場合に診断されます。

また呼吸機能検査をした場合に閉塞性換気障害が認められたり、血液検査にて白血球数の増加、赤沈、CRPの上昇、寒冷凝集素価の高値などがみられることもあります。

治療はマクロライド少量長期療法が採られるのが一般的で、数年間内服することとなります。

早期発見である程に効果があり、症状を悪化させないために食生活の改善や各種感染症の予防接種を受けることが重要となります。

閉塞性細気管支炎

原因が明確ではないため、これといった治療法も確立されていないのが現状です。

そのため対処療法として、気道が閉塞して息切れしないように気管支拡張薬が使われます。また呼吸しづらい状態が悪化した場合には在宅酸素療法や肺移植が必要となることもあります。

発症原因として疑われるものが免疫異常である場合はステロイドや免疫抑制薬による治療がおこなわれます。

普段の生活の中では呼吸機能をそれ以上低下させないために風邪やインフルエンザ、新型コロナといったウィルス感染や細菌への感染を防ぐことが重要となります。

慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、COPD)

スパイロメーターという機器を使って肺機能を測定し、基準値を下回ると慢性閉塞性肺疾患が診断されます。

また、モストグラフという機器を使うことで軽症な慢性閉塞性肺疾患を見つけることができます。

多くの場合は喫煙が原因となる気管支炎なので、禁煙が特に改善に向けた大きな一歩となるでしょう。

症状を和らげたり進行を抑制したりすることを目的に、LAMA(抗コリン薬)、LABA(β2刺激薬)などの気管支拡張薬や、ICS(吸入ステロイド)といった薬物療法がおこなわれることもあります。

さらに運動療法(呼吸リハビリテーション)として身体機能を低下させないために、可能な範囲の適度な運動を医者からアドバイスされることもあります。

東中野いたや内科クリニックは気管支炎を専門的に扱っており、気管支拡張症や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、COPD)、睡眠時無呼吸症候群といった幅広い呼吸器関連の診療・治療も可能です。

主な診療科目は、内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー内科、予防接種、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自費診療、往診応需です。

健康診断も受けることができる他、迅速な診断および治療方針決定のための心臓超音波、頸動脈超音波、脈波検査などが予約なしで即日検査が可能となっています。

JR総武線東中野駅西口から、都営大江戸線東中野駅A2出口からそれぞれ徒歩2分という電車でのアクセスも便利な場所に位置します。

診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00まで途中休憩なしで診療しています。水曜、日曜、祝日は休診です。

発熱している場合の外来に関しては平日(月、火、木、金)は11:00〜12:00、15:30-17:00、土曜日は10:30〜12:30での来院をお願いしてます。また電話での完全予約制となっています。

東中野いたや内科クリニックへの来院やお問い合わせを希望される場合は、こちらの公式ホームページをご参照ください。

気管支炎の症状や原因、治療法について紹介[東中野いたや内科クリニックです]|まとめ

最後にこの記事をまとめます。

  • 気管支炎は大きく急性気管支炎と慢性気管支炎の2種類に分けることができる
  • 気管支炎を発症すると風邪のような症状に続いて乾いた咳・痰が絡んだ咳がしばらく続く
  • 発症の原因は気管支炎の種類によって異なる
  • 治療法も気管支炎の種類によって全く異なり、生活習慣の改善が必要になることもある
  • 東中野いたや内科クリニックは気管支炎を専門的に扱っている

気管支炎と似ているものの異なる病気である喘息について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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